2016年12月26日

自分の冷えの原因に合った漢方薬選びを

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冬だけでなく、夏場でも冷房などの影響で冷え症に悩んでいる人も多い事でしょう。症状が悪化してしまうと、手足が冷たすぎてなかなか寝付けなくなってしまったり、頭痛や肩こり、腰痛など万病の元となります。また顔色が赤くなってしまったり、クマが目立ってしまったり、不妊の原因になったりと、女性にとっては大問題です。これを改善する為に、シルクや五本指ソックスや湯たんぽなどの関連グッツや、生姜や甘酒などの体を温める食材を積極的に摂取しているという人もいるかもしれません。

数ある改善方法のなかで、漢方薬を服薬する事は、効果的な方法と言えます。しかし何も考えず闇雲に漢方を選んでも、自分の体質に合っていないと、効果が現れない事もあるので、注意が必要です。まずは自分の冷えの原因や体質を、明確にするべきです。まず顔は火照ってしまうのに、手足は冷たくなっている人や、産後に症状が酷くなってしまった人には、体を滋養しつつ血流を良くする効果がある温経湯というものがオススメです。次に冷たい食べ物や飲み物で胃痛が起こる人向けの漢方で、意を温める漢方として、安中散というものが挙げられます。

そして当帰芍薬散という漢方は、体の血行促進を促して体を温め、慢性的な冷えを改善します。これにより血色不良や血行障害、肩こりなどの症状を改善します。それと同時に月経周期を整えたり、月経が始まる前に起こる事が多いPMSなど、女性特有の症状にも効くようです。